約 207,535 件
https://w.atwiki.jp/sr_niji/pages/2.html
メニュー トップページ アビリティセリフ集 学園の噂 ようこそ、闇の世界へ 古の記憶 投稿フォーム メールフォーム 梨花の雑記(管理人ブログ) 更新履歴 取得中です。 今日 - /昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/ridersnovel/pages/9.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/ridersnovel/pages/22.html
「ふぃ~、買えて良かったよ、ロストドライバー! さぁて、食玩のガイアメモリでも一緒に買っときますか!」 ライダー、ラノベやアニメなんかが大好きな僕は 今日再販されたロストドライバーをデパートに買いにきて、首尾よく購入に成功。 そして食玩のガイアメモリを手に取ったとき、とんでもないことが起きた。 いきなり地面が揺れだしたのだ。 「な、なんだ!地震!?うわっ、足元が!!」 そして、足元の床に穴が開いて僕は落ちていった。 記憶のライダー・第一話:Mの始まり/ここは風都!? 「う、うぅん…」 デパートの床に開いた穴から落下したあと、気がついたら僕はとんでもないところにいた。 「…ここ、どこ?ってあのタワーは!?」 そこにあったのは巨大な風車のついたタワー。つまりここは。 「…風都、なの?」 そしてその時、遠くから悲鳴が聞こえてきた! 「ッ!なんだ!?…まさか!」 僕はそちらのほうへと走っていった。 とあるスタジアムの横の広場。そこでは、T-REXドーパントが破壊活動を続けていた。 「ハハハハハ!俺という選手を採用しなかった球団など必要ない!崩れてしまえ!」 破壊を続けるドーパント。しかしそこへ駆けつける一人の男が。 「おっとそこまでだ、ドーパント」 そしてドーパントとスタジアムの間に立ちはだかる。 「復讐なんて、やっても空しいだけだろうが!」 「うるさい!邪魔をするならお前も噛み砕いてやる!」 そう叫び、牙をむく 「ちっ、やっぱ話は聞かねぇか…仕方ねぇ、フィリップ!」 『ああ、翔太郎。行くよ』 [CYCLONE!] 「頼むぜ、相棒」 [JOKER!] 「「変身!!」」 [CYCLONE!][JOKER!] 地球の声、ガイアウィスパーと共に彼らは変身した。風都を守る「仮面ライダー」に 「貴様らは!?」 「俺たちは」 「二人で一人の仮面ライダー」 『さぁ、お前の罪を、数えろ!』 そのスタジアムの近くの物陰でその戦いを見ていた僕は、その光景を目撃していた。 「あれが、本物のダブル…」 すると、僕の持っているバッグの中から、 [MEMORY!]というガイアウィスパーが鳴り響く! 「え…!?メモリーメモリ?こんなのは持ってなかったはずだけど・・・まさか。」 そして僕は、バッグの中から剥き身で入っていたロストドライバーを取り出した。 「ちゃんと箱に入っていたはずなのに出てる。それに材質も金属になってる…試してみるか…変身!」 [MEMORY!] そして僕の周りを地球の記憶が取り巻き、僕も変身を遂げていた。 まるで地球の記憶の結晶のような緑のクリスタルカラーの装甲の、 仮面ライダージョーカーのような姿のライダーへ。 「これが…仮面ライダーの力。よし!」 僕は、その姿でドーパントとダブルの方へと駆けていった。 「どうしたどうした!?風都を守る仮面ライダーとやらの実力は、その程度のものか!!」 そのころWは、T-REXドーパントのパワーに圧倒されていた。 「クッ、こいつ、明らかに今までのドーパントより強ぇぞ、フィリップ!」 「これは…メモリとの適合率が高いのか?実に興味深い。」 「フィリップぅ~!今はンなことはいいだろうが!とっとと対抗策を考えてくれ!」 そんなコントを繰り広げながらT-REXの攻撃をかわし続けるW。 しかし、WにT-REXの尾が振り下ろされる! 「やべぇ、かわし切れねぇ!」 「させません!」 その声とともに、横合いから緑に輝く腕が伸びドーパントの尾を弾き飛ばした。 「お、お前は?」 「お、お前は?」 翔太郎さんがこっちを見て呆然としている。まぁ、当たり前だけど。 「大丈夫ですか、W!」 「僕たちのことを知っている…一体、何者なんだい?君は」 「僕は通りすがりの仮面ライダー…じゃなかった、仮面ライダーメモリー!あなたたちに協力します!」 僕はドーパントを殴り飛ばしつつ、ダブルに呼びかけた。 「メモリー…『記憶』の記憶?おもしろい」 「だからどうでもいいだろフィリップ!メモリー、協力助かる!行くぜ!」 「はい、行きますよ!」 そう答えつつ、僕はひとつの疑問を感じていた。 (なんで、僕にはこのメモリの力が判るんだ…?) そうこうしているうちに、Wの本領が発揮される。 「メモリチェンジだ、フィリップ!」 「このドーパントの硬さには、このメモリだ」 [HEAT!][METAL!] ガイアウィスパーと共にWのカラーリングが変更され、メモリチェンジが完了した。 「仮面ライダーダブル・ヒートメタルか。だったらこっちも!」 そう言い、僕はマキシマムスロットの『ウェポンスロット』にメモリーメモリ一度セット。 [メモリー!] すると、グリーンクリスタルカラーのエンジンブレード、 『メモリーブレード』が降って来て僕の横に刺さった。 「一気に決めましょう、ダブル!」 「ああ、行くぜフィリップ!」 「オーケー、翔太郎。メモリブレイクだ!」 W、メモリー双方の武器にガイアメモリを装填。 [METAL!MAXIMUMDRIVE!] [MEMORY!MAXIMUMDRIVE!] 『メタルブランディング!』 「メモリーデリーター!」 ダブルが炎を纏ったメタルシャフトでドーパントを吹き飛ばし、 それをメモリーが緑色の閃光を放つメモリーブレードで叩き斬る。 「ぐあぁぁぁぁぁぁ…」 T-REXドーパントを倒した僕は、Wに声をかける。 「やりましたね、翔太郎さん、フィリップさん」 「おい、お前なんで俺たちの事知ってるんだ?」 「それに、そのメモリとロストドライバーはどうしたんだい?」 「ああ、そうですね。まずは、変身を解除します。」 そして、変身をといた僕は二人に自己紹介をした。 「僕の名前は、星雄 聡里(ほしお さとり)です。はじめまして、仮面ライダーダブル。 そして、これからよろしくお願いします」 こうして、地球の記憶を巡る「本来とは違う」Wの物語が始まった。 続く。 目次へ
https://w.atwiki.jp/ridersnovel/pages/16.html
こちらはここで書いていただいている作者の一覧です。 とりあえず作者ページでは簡単な自己紹介と、 その方が書いたシリーズ一覧を紹介する予定となっています。 テンプレートはこちらをどうぞ:テンプレ 作者 秋良 名前
https://w.atwiki.jp/ridersnovel/pages/24.html
[記録(某月某日)] [風都に飛ばされて今日でもう一週間] [あいかわらず鳴海探偵事務所は、閑古鳥の巣窟になっています] [依頼人はこの一週間で一人。それもペット探しというものでした] [おかげで事務所は今日も赤字。ご飯も切り詰めてギリギリと言う状況です] [そこで僕もアルバイトを始めることに決めました] [翔太郎さんたちには大丈夫だと言われましたけど] [『働かざるもの食うべからず』ですし、僕も働かないと] [そんなこんなで職探しをしていたんですけど] [どこも雇ってくれる余裕は無いようで、途方にくれていると] [一人の男性に呼び止められました] [その人はおでん屋さんだそうで、] [僕がよっぽど気落ちしていた顔をしていたんでしょう、] [相談に乗ってくれました] [話を聞いてくれたその人は、唐突に「俺が雇おう」と言い出したんです] [僕は迷惑だろうと言ったのですが、 [なんでもおばあさんが困っている人は放っておくなと言っていたそうなので] [むしろ強引に雇われてしまいました] [そのお店の名前は『天道屋』。とても美味しいおでんを作っているお店です] [さて、明日もがんばってアルバイトしないと] 「天道さん、テーブル磨き終わりましたよ。次は何をすればよろしいですか?」 「ああ、次は椅子をきちんと並べてくれ。 お客様に気持ちよく食べていただけるようにな」 「了解です」 「いいか聡里、おばあちゃんが言っていた。 『病は飯から。食べるという字は、人を良くすると書く』ってな。 俺の作った飯を気持ちよく食べていただく。それがこの『天道屋』だ」 「はい、承知しています。天道総司(てんどうそうじ)さん」 「ならいい。さぁ、もうまもなく開店だ。準備を急げ」 「はい!椅子並べてきます!」 こういった感じで二、三日前からバイトをしています。 店主は天道総司さん。『おばあちゃんが言っていた』が口癖で、 なにか不思議に惹かれる人です。 綺麗な妹さんの樹花(じゅか)さんも元気にお手伝いしているようで、 正直僕がいるのが場違いのような気もします。 ……でも、天道さんってどこかで見たことあるような……? そんな風に考え事をしていると声を掛けられた。 「……聡里、聞いているのか?」 という天道さんの声で我に帰る僕。しまった、仕事中だった! 「あ、すみません。ちょっと考え事をしてしまって。何の話でしたっけ?」 「お前の給料の話だ。お前は中々物覚えがいい。 少し給料を上げてやっても良いと思ってな」 「そ、そんな。雇ってもらえただけでも大助かりなのに、良いですよ。 ……あ、でも」 「なんだ?言ってみろ」 「これから家に帰るときここのおでんを少し戴いて帰っていいですか? ここのおでんが食べられるなら事務所のみんなも喜ぶと思うので」 そう僕が言うと天道さんは少し驚いたような顔をして、 「事務所?何の事務所だ?」 と聞いてきた。そういえば言ってなかったかな。 「鳴海探偵事務所って言う探偵事務所で助手兼雑用をさせていただいてるんです、 住み込みで。ちょっと事情があって実家に帰れないもので。はいこれ名刺です」 そう言って僕は事務所で作った名刺を差し出すと、天道さんは納得したようだった。 「なるほど。その事務所の経営はうまくいってはいないようだな」 「はい、そうなんです。といっても、お客さんが居ないだけなんですけど」 「腕自体はいい、ということか。判った。 俺も何か困ったことがあれば相談させてもらおう」 「え、本当ですか?でも、天道さんなら大抵の事は解決できてしまいそうな……」 「フ、確かにな。だが、一人では限界があるというのもまた事実だ」 「ええ、確かに。それは痛感します」 「だが、この事務所なら大丈夫そうだ。何せ、『風都の守護者』だからな」 「はい。……って、え!?」 天道さん、まさか翔太郎さんたちのことに気づいてる……!? 「天道さん、あなたは……」 「おっと聡里、時間はいいのか?仕事も終わったことだ。今日はもう帰るといい」 そう言い切られては、粘ることはできなかった。 「明日もよろしくおねがいします」 「こちらこそだ。それから、これを持って行け」 そういって渡されたのは、天道屋のおでん(四人前)だった。 「ありがとうございます」 そう返事をし、僕は家路に着いた。 そして事務所について、中に入る寸前に気がついた。 (天道さんはなんで四人だって知ってるの!?) 天道さん、おそるべし…… 「「う・ま・い・ぞぉぉぉぉぉぉ!」」 「これがおでんという食べ物か……とても興味深い。早速検索を!」 「食事中に検索はお行儀が悪いから食べ終わってからにして下さい!」 味王様みたいになっている翔太郎さんと亜樹子さん、 検索モードに入ったフィリップさんがにぎやかな中で、 僕は少し考え事をしていました。 (天道さんはなんでこの事務所の事を知ってるんだ? それに、見たことあると思うのに思い出せない……まさか) そこまで考えた所で、亜樹子さんが僕に話を振ってきた。 「聡里くん、いいアルバイト先見つけたね~。 こんな美味しいおでん食べたのは初めてだよ!」 「ああ。今度食べに行きたいな。なんて名前の店だっけか?」 「天道屋っていうおでん屋さんですよ、翔太郎さん。知ってますか?」 「いや、知らねぇな……」 「ごちそうさま!さぁ、検索を始めよう!!」 そういい速攻でガレージに入ろうとするフィリップさん。 「フィリップさん!食器を洗って下さい!」 「えー」 「い・い・で・す・よ・ね?(ハリセン装備)」 「判ったよ。聡里くん」 その一言と共に自分の分の食器を持って台所へ直行するフィリップさん。 「(聡里くんって怒ると怖いよね……)」 「(ああ、キレたときのアイツの背後にはおやっさん以上の脅威が見えるぜ……)」 「ん、翔太郎さん、亜樹子さん。お二人とも、何か言いましたか?」 「「いえなんにも」」 「?」 その翌日。僕が天道さんにもらったおでんの食器をもって天道屋へ向かっていると、 いきなり柄の悪い男の人がプレハブ倉庫の壁を突き破って飛んできた! 「ッ!?大丈夫ですか!!」 僕がそう声を掛けるけれど反応はなし。 脈はあったから生きているけれど全身打撲くらいか、もっと酷いか…… 「貴様、私の仕事の邪魔をするな。どけ」 そういい現れたのは…… 「ドーパント!」 そう、流線型で空気抵抗が少なそうなデザインをしたドーパントが、 大股でこちらに向かって歩いて来ていた。 「俺はその男への『復讐』を代行しに来た。邪魔をするな」 「そんなことできませんね。本人にさせればいいでしょう、復讐なんて! それに、ドーパントなら放って置けませんしね!」 そういい、僕はロストドライバーMとメモリーメモリを取り出す。 「お前、そのメモリ、それにベルトは!?」 [MEMORY!] 「行きますよ……変っ身!」 ロストドライバーMの、 通常のロストドライバーとは逆にある変身用のスロットに メモリーメモリを左手で挿入。 そのあと左手の指をピストルのような形にして左下から右上に向かって伸ばし、 右手を左下に降ろしつつベルトを展開、変身する! [MEMORY!] 僕を地球の記憶の光が包み、それが結晶となって装甲が形成され変身が完了した。 「お前が……仮面ライダー!」 「といっても、助手の方ですけどね。さて、貴方の記憶、見せてもらいます!」 決め台詞と共に僕は走り出す! 「破ッ!」 掛け声と共にパンチを叩き込もうとしたけれど、 振り切った瞬間にはすでにドーパントはそこには居ない。 「なっ、何処に!?」 「ここだ、ここ」 言い放ったドーパントは、僕の後ろに立って回し蹴りのモーションに入っていた! 「しまっ……!?」 「させるかよ!」 その声と共に横から緑色の風の銃撃が飛んでくる。この攻撃は! 「翔太郎さん、フィリップさん!やっと来ましたね!」 僕がそう叫ぶと、 ハードボイルダーで駆けつけたWはホークフォンを取り出してきた。 「ああ、お前が知らせてくれなかったら気づかなかったぜ」 『咄嗟にホークフォンに伝令させるとは、よく考えたね』 「そんなことより、今はコイツを!」 「『ああ!』」 そしてW・サイクロントリガーはドーパントを攻撃しようとする。 が、高速移動で回避されてしまう。 「なんだコイツは、物凄ぇ速さだぞ!?」 『落ち着きたまえ翔太郎。こういうときは、このメモリで行こう』 [LUNA!] 「ああ、そうだなフィリップ。行くぜ!」 [LUNA!][TRIGGER!] ガイアウィスパーが鳴り響くと共にWがハーフチェンジ、 W・ルナトリガーになった。 「行くぞ、聡里!」 「はい、ダブル!」 僕もメモリーマグナムを装備し同時に射撃をかける。 僕の牽制でドーパントが逃げたところに、ルナトリガーの射撃が迫る! 「クッ、こうなれば『あれ』を使いますか……!」 そういうと、ドーパントはある『メモリ』を取り出した。 「やった……のではないみたいですね」 「ああ……アイツ、どこに行きやがった!?」 射撃は確かに着弾したと思った。 しかし、着弾地点にはドーパントの姿も、被弾の痕跡すらなかった。 その時、なにかが恐ろしい速さで接近し、僕とダブルを吹き飛ばした! 「かはっ……!?」 「ぐあぁっ!?」 『翔太郎、大丈夫かい!?』 そう、高速移動してきたのはドーパント。しかし、速度が明らかにおかしい! 「まさか、このメモリまで使う羽目になろうとは……仮面ライダー、侮れん」 その手に握られていたものは、ガイアメモリ。 しかし、そこに書いてあった文字は…… 「『ワーム』……だって……?そんな馬鹿な!」 「どうした聡里!あのメモリがどうかしたのか!」 「フン、教えてやろう。このメモリは『パッチメモリ』と言い、 ドーパントに更なる能力を与えるものだ。このメモリは『ワームメモリ』。 超高速移動・クロックアップを可能にするものだ。 これがある限り、お前たちは私には勝てない」 「クロックアップ、だと?」 『そんなメモリ、有り得ない!第一僕の本棚にもそんな記憶は……』 「いえ、フィリップさん。その記憶は本棚にあります。メモリーの方の」 僕がそういうと、 メモリーメモリ側の本棚にある、一冊の『本』のロックが外されようとしていた。 『……これは、『KABUTO』の記憶?』 フィリップさんもその感覚を感じ取ったようだった。 「ええ。そのライダーの敵の力なんですよ。クロックアップは」 「だが、なぜその力がドーパントのメモリに?」 「そこまでは……ッ、危ない!」 僕がそう叫んだが時すでに遅く、ダブルは胴体を攻撃され、メモリ…… ルナメモリとトリガーメモリを奪われてしまった。 『しまった、僕たちのメモリが!』 「ルナトリガーになれなかったらあのスピードに追いつくのは無茶だぞ!?」 「いえ、たとえルナトリガーでもかなりキツいですよ……!?」 その時だった。横合いから『赤い影』が翔けて来たのは。 「なんだと!?他にもワームメモリの使用者が!?」 そうドーパントがうろたえるが、違う。 「あれは……クロックアップシステム。 ワームのクロックアップをシステムで再現した、仮面ライダー」 「あれが……ライダー?聡里、どういうことだ!」 『聡里くん、あのライダー、わかるかい?』 「僕らのようなガイアメモリで変身するのではなく、 ゼクターと呼ばれる虫型メカによって変身するメカライダー、あれが……」 その影は僕らとドーパントの中間の位置に立ち止まり、こちらを見る。 「……カブト。仮面ライダーカブト!」 『カブト……あれは誰なんだ?』 「おい、お前誰なんだ!?」 翔太郎さんの質問に、カブトは天を指差す。 「え?この仕草は……!」 それを以前に見たのは、数日前、天道屋の前。 『あなたは、誰ですか?』 『俺か?俺は、天の道を往き……』 「……総てを司る男」 そうして、カブトはこちらを向き、答える。 「天道総司」 その台詞を聞いた瞬間、僕の脳内で記憶が溢れ返る。 「ッ!くぅっ……思い出せた。カブトの……記憶を!」 「く、相手もクロックアップが使えるとは!ここは一旦!」 ドーパントはクロックアップを使い逃走していった。 「おい待ちやがれ、ドーパント!」 『待つんだ翔太郎! 今後を追ってもルナとトリガーのメモリがない以上圧倒的に不利だ!』 フィリップさんの一言に、翔太郎さんも追おうとしていたのをやめる。 「くっそ、油断したぜ……」 『だが、まさかあんな能力があるとは想定できなかった。それよりも、まずは』 「ああ、天道とかいうあの男だな」 その後、僕らと天道さんは鳴海探偵事務所に集まっていた。 その理由はドーパントの対策を考えるためである。 「なぁ、あんたの能力であっちのクロックアップに対抗できないのか?」 と、翔太郎さん。 「生憎、今のカブトは能力の大半を封じられている。 俺は元々別の世界の住人だったが、俺の世界の戦いは終わっていたからな。 この世界での生活を楽しませてもらっている。 幸いといえるのか判らないが家族も全員一緒だからな」 あくまでも我が道を往く天道さん。さすがというかなんというか。 「まあそれはいい。だが、俺も有事の際には協力させてもらおう」 「いいんですか、天道さん。けっこう危険ですよ、ドーパントは」 「クロックアップに比べれば軽いものだ」 「「「それは確かに」」」 と僕&翔太郎さん&フィリップさん。 なんせ神速ライダーとその敵だから、説得力がある。 あ、ちなみに今所亜樹子さんは絶賛情報収集中です。 街中で聞き込みしてます。 「それにしても、カブトか。興味深いね。もうすこし詳しく調べたいものだけど」 「あ、だったらデータ出しますよ?」 「「ええっ!?」」 答えた僕に、驚くダブルコンビ。 「フィリップさんの作ってくれたマンタレイライブラリの機能を使います。 さぁて、起動、っと」 僕はマンタレイライブラリをPCモードで起動、 メモリスロットにメモリーメモリをセットし、『ライブラリモード』を起動する。 「ライダーズデータ呼び出し、まずは『マスクドライダー』!」 そのコールと共に音声認識でデータが検索され、ライダーの概要が表示される。 「マスクドライダーシステム。 未知の生命体『ワーム』に対抗するために 『ZECT』という組織により作り出されたシステム。 装甲は未知の金属である『ヒヒイロノカネ』によって構成されている。 一段階目の変身は『マスクドフォーム』と呼称されており、 重装甲による高い防御力を誇る。 これは一部のみ排除・装着といったことも可能。 この形態から外装甲を排除、高機動形態になる 『キャストオフ』により『ライダーフォーム』に変化する。 キャストオフ後のライダーフォームの特徴は、 タキオンエネルギーにより時間流を操作し、 擬似的な超高速移動を生み出す『クロックアップシステム』。 クロックアップシステムはワームの能力である クロックアップに並ぶシステムとして製作され、 唯一対抗が可能と言われているシステム。 また、変身ツールであり、コアである『ゼクター』と呼ばれる昆虫型メカが 意思を持っており変身者を選ぶのも特徴の一つで、 殆どのゼクターのモチーフは昆虫になっている。」 「凄いものだね、まるで僕の『検索』みたいだ」 「ああ、メモリーメモリの検索は聡里の独壇場だな」 「俺たちのデータがここまで集められている?なぜここまで……」 「それは僕にもさっぱり。じゃあ次行きます。 検索項目、『仮面ライダーカブト』!」 そうコールすると、また情報が検索、表示される。 「仮面ライダーカブト。 カブトムシがモチーフのマスクドライダー。 誕生の詳細を知るものには『光を支配せし太陽の神』と呼ばれる。 必殺技数が16と平成ライダー中でも多い。装着者は天道総司。 ハイパーゼクターを使いこなすライダーであり、 そのシステムにはワームを装着者の意思に関係なく完全撃破する、 『暴走スイッチ』が搭載されている。」 「……こんなところです。データはフィリップさんの側にも送っておきました」 「ありがとう、聡里くん。こんどゆっくり閲覧させてもらうよ」 「に、してもあのドーパント、厄介だな。 どうにかして正体を突き止めて、メモリを取り返さないとな」 「ああ。俺も安心して店を続けたいからな」 「そういえば、天道さんはどうしてあのドーパントを追っていたんですか?」 僕の疑問に天道さんは答える。 「どうやら、俺に恨みを持った奴がいるらしくてな。俺も狙われた。 一応追い払いはしたのだが、まだ狙われているらしい。 だが、おばあちゃんが言っていた。 『この世にまずい飯屋と悪が栄えた試しはない』ってな。 必ず捕まえることができるだろう。では、俺は店に戻らせてもらおう。 商売があるからな」 天道さんは立ち上がり、お店に戻ろうとした。 「あ、僕も行きます」 「いや、お前はあのドーパントとやらを探してくれ。 これは『依頼』だ。頼めるな? 」 「! ……判りました。その依頼、受けます!」 僕がそういった瞬間、後ろからスリッパが振り下ろされる。 「あっぶな!?」 ギリギリ回避成功! 「かわされた!?じゃなくて聡里くん! そういうことは私たちに一言相談してからにしなさい! ……でも受ける!」 「亜樹子さん、ありがとうございます!」 「え~、それで依頼量の方は……」 ……さすが亜樹子さん、関西人だな~。お金の事はしっかりしてる。 「ああ、この位でどうだ?」 天道さんが金額を書いて渡した依頼書をみた亜樹子さんは、目を丸くしていた。 「ホントにいいんですか!?こんなに!?」 「勿論だ。うちの店の窓ガラスを割った奴に対して、 言ってやりたいことがあるからな。 捕まえるときには呼び出してくれ。頼んだぞ」 そういい、今度こそ天道さんは帰っていった。 続く 目次へ
https://w.atwiki.jp/secondary/pages/14.html
テス - 名無しさん 2007-09-06 16 07 23 あ - 名無しさん 2007-09-06 16 08 32 あ - 名無しさん 2007-09-06 16 08 45 s - 名無しさん 2007-09-06 16 08 52 あ - 名無しさん 2007-09-06 16 09 02 s - 名無しさん 2007-09-06 16 09 07 てす - 名無しさん 2007-09-06 16 08 39
https://w.atwiki.jp/sr_niji/pages/9.html
アビリティセリフ集 アビリティを使用する時の「呪文詠唱」や「決めゼリフ」を作っています。 シルバーレイン世界においては、詠唱兵器の「回転動力炉」に「自動詠唱機能」があり、原則として自分で呪文を唱える必要はありませんが、演出の一環として「PBWのプレイング」や「TRPG版での決めゼリフ」などに、アレンジしてご自由にお使い下さい。 このセリフ集は、往年の名作シミュレーションRPG「タクティクスオウガ」と「ファイナルファンタジータクティクス」での呪文詠唱・必殺技のセリフを参考にしています。 無限のファンタジアのアビリティセリフ集もあります。 シルバーレイン コミックマスター 「ま~るかいてちょん、ま~るかいてちょん わかるかな?スピードスケッチ! 「見るがいい!これこそ我が夢、我が浪漫 乱れ舞え!パラノイアペーパー! 「疲れた身体にコレが効く! グイッと一発、ギンギンパワーZ! 土蜘蛛 「我が内にたぎるは地獄の炎 焼き尽くせ!紅蓮撃! 「土蜘蛛の力をその目に焼き付けて 逝くがいい…紅蓮撃! ナイトメア適合者 「カオスの果て、悪夢の彼方より疾く来たりて 蹂躙せよ!ナイトメアランページ! クルースニク 「凍える月をも飲み込む、猛き氷狼の 牙に散れ!フロストファング! 「修羅の照星瞬く時、荒ぶる衝動のままに 滅殺せん!クロストリガー! 「満月の下、魂に眠る魔狼の咆哮を 解き放て!ライカンスロープ! 貴種ヴァンパイア 「血煙に舞う絢爛たる戦刃の輪舞… スラッシュロンド! 「闇の深淵より、月夜の下へ我がしもべ 集い来たれ!バットストーム! 「契約により汝の血を頂こう… 糧となれ!ブラッドスティール! 雪女 「引き裂かれし想い、悲しみに心凍らせて 吹き荒れよ!吹雪の竜巻! 無限のファンタジア 武人 「紫電一閃、闇を裂く秘太刀 見切れるか!電刃居合い斬り! 「我が刃に大神の雷を宿らそう… 打ち砕け!サンダークラッシュ! 牙狩人 「日輪のあまねく照らすところ、悪に 逃れる術は無し!ジャスティスレイン!
https://w.atwiki.jp/duelrowa/pages/75.html
オレはここまでだ… あばよ みんな… 本田ヒロト 「本田君……ッ!!!」 「大丈夫だ、遊戯。今すぐオレがこいつをなんとかするから任せと――」 あの場で守ることができなかった。 大切な友達を。 「俺は…・…ッ!!!」 地面に拳を叩きこむ。 自分の無力さに怒りを抑えきれない。 武藤遊戯にとって本田ヒロトは絆の仲間の一人。 海馬によるDEATH-T にペガサスとの決戦など数多な決闘。 どれも一人だったら勝利することはできなかった。 間違いなくアテムの勝利を支えた一人。 そんな親友の一人を目の前で失い、武藤遊戯……アテムは悲壮感にただ苛まれる。 そんなアテムの前に…… 「ねぇ、あなた。あの場で会話ができた人間よね」 ふわり―――とアテムの前に降り立つ一人の巫女。 巫女の名は博麗霊夢。 幻想郷の要である博麗大結界を管理する楽園の素敵な巫女。 「あ、ああ・・・・・君は?」 「私は博麗霊夢。霊夢でいいわ」 「……俺はアテム。よろしくな霊夢」 簡潔だが、自己紹介を交わす両者。 「幻想郷……まさか日本の辺境にそんな世界があるなんてな。それで霊夢。君はそこを管理する博麗神社の巫女なんだな」 「ええ。いつもならパパッと異変解決と行きたいところだけど、どうやら、一筋縄にはいかない様子だわ」 そういいながら、自身の首に繋がられし首輪をムッとした表情でなでる。 そう、これが幻想郷での異変であれば、いつものように目についた妖怪を片っ端から退治していれば、勝手に黒幕の元へたどり着くことができる。 そしたら、いつものように退治して解決だ。 しかし、今回は違う。 磯野という外来人の背後に現れたハ・デスという外来の魔の王。 カードから実体化したといっていたため、アテムのいうDM界の精霊の一体かと推測できるが、明らかに幻想郷のルールを知らぬ者であることは間違いない。 つまり弾幕ごっこという協定が前提の異変ではない。 殺し合いという決闘の異変。 もし、幻想郷内で発生したならば、解決に紫や隠岐奈 を始めとした賢者たちが総動員されてもおかしくない大異変。 霊夢も普段とは違う緊張感を肌で感じている。 「……で、私に支給されたコレを一度試しておきたいの」 そういうと、霊夢は支給品であるデュエルディスクを腕に装着する。 「決闘者(デュエリスト)の証であるデュエルディスク……」 「ちなみに私は決闘者じゃないわ。私はただの人間巫女よ」 「で、これは私の勘だけど、あなたはコレを一番使いこなしていると見ているわ。この異変に乗った相手とやり合う前に一度練習しておきたいの……どう?」 霊夢の勘はよく当たる。 そうアテムこそバトル・シティを勝ち抜いた初代決闘王(デュエルキング)なのだから。 「決闘自体はおそらく問題ないわ。一通りルールは把握したから」 「そうか。なら遠慮なくいくぜ!」 「ええ。こちらもいくわ」 両者の目つきが変わる。 「「決闘(デュエル)!」」 武藤遊戯(アテム) VS 博麗霊夢 「私からいかせてもらうわよ。私は手札からロードオブドラゴンを召喚」 デュエルディスクからカードの実体化され、モンスターが召喚される。 「……」 (ロードオブドラゴン……) アテムはそのカードを知っている。 自分の永遠のライバルが所持するカードの一枚。 ここまでなら、たまたまとも思う。 しかし、霊夢のコンボにアテムは驚愕する。 「そして手札から魔法カード【ドラゴンを呼ぶ笛】を発動。このカードの効果で手札からドラゴン族モンスターを場に召喚するわ」 「でなさい!真紅眼の黒竜!に青眼の白龍!」 「何ッ!?」 霊夢が口に出すカード名にアテムは目を見開く。 なぜならそれは…… 「レッドアイズにブルーアイズ……ッ!」 「ええ。赤と白めでたい色でしょ?」 アテムの前に降臨する2匹の竜。 それは、幾度もなく目にしたことがある馴染みある竜。 使い手こそ違うが、再びアテムの前に対峙する。 「そして、魔法カード【命削りの宝札】を発動。手札が5枚になるようデッキからカードをドローするわ」 「そのカードにより先行ドロー出来ないデメリットを解消というわけか」 (先行ドローがないことには、驚いたが……それにLPが8000。どうやら、俺の知っているルールと多少違うようだな……) ペガサスが主催した決闘者の王国(デュエリスト・キングダム)ではLPは2000 海馬がグールズ撲滅と宿命のライバルである武藤遊戯(アテム)と決着をつけるべく開催したバトル・シティではLPは4000とその時々で多少のルールは変更されているが、LP8000での決闘は遊戯もこれが初めてだ。 「ふ、だが霊夢。そのドラゴンを呼ぶ笛はこちらもドラゴン族モンスターを召喚することができるぜ!こちらも真紅眼を召喚」 遊戯もドラゴンを呼ぶ笛の効果で真紅眼を召喚した。 両者の真紅眼がにらみ合う。 「へぇ……あなたも真紅眼を所持していたのね」 「いや、正確には友から託された、だ」 (あれから、この真紅眼は城乃内くんに返した筈だが……これもハ・デスの仕業なのか?) バトルシティが終えた後、元の持ち主である城之内へ返却されたはずの真紅眼。 それが、自分のデッキに入っていることからハ・デスの仕業だと直感で理解する。 「なら私はリバースカードを一枚セットしてターンエンドよ」 「オレのターン。ドロー!」 「オレは魔法カード【天使の施し】を発動!デッキからカードを3枚ドローして2枚墓地へ送る」 ルールが違えど、やるべきことは同じ。 デッキのカードを信じて闘うのみだ。 アテムは流れる所作でカードをドローすると墓地へ送る。 「手札からクィーンズ・ナイトを召喚」 絵札の3銃士の一人であるクィーンズ・ナイトが召喚される。 「バトルフェイズ!オレはクィーンズ・ナイトでロードオブドラゴンを攻撃!」 「……」 (リバースカードを発動するべきかしら?……いえ、ここは温存ね) クィーンズ・ナイトの剣がロードオブドラゴンを斬り裂く。 博麗霊夢LP7200 「……?ライフポイントの減少がおかしい?」 霊夢の疑問はもっともだ。 クィーンズ・ナイトの攻撃力は1500。 対してロードオブドラゴンの攻撃力は1200 普通に計算すれば、800ではなく300なのだから。 「続けて真紅眼で霊夢の真紅眼を攻撃!」 「何?同士討ち?」 「ふふ、それはどうかな。真紅眼!黒炎弾」 「こっちも反撃よ真紅眼!黒炎弾 」 ―――ゴッ 両者の真紅眼の黒炎弾 が激突。 爆炎の衝突は煙を巻き起こす。 両者の攻撃力は同じ。 互いに消滅する。 普通なら。 「え!?」 「ふふ……」 消滅したのは霊夢も真紅眼だけ。 アテムの真紅眼は健在していた。 博麗霊夢LP7200 「……どうして」 「悪いな霊夢!オレのギルファー・デーモンの特殊効果さ!」 暗黒魔族ギルファー・デーモン。 このカードが墓地へ送られたとき、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として攻撃力500ダウンの装備カードとして装備する。 「そう。天使の施しで捨てたカードね」 (通りでロードオブドラゴンが撃破された時のライフポイントの減少が違っていたのね。ロードオブドラゴンはドラゴン族ではないからギルファー・デーモンの対象となった……というわけ。伏せカードを温存しすぎもいけないというわけなのね。やっぱり……ロードオブドラゴンは守るべきだったわ) 「そうさ。そして、再び墓地へ送られたギルファーデーモンは再び装備カードとなる。 遊戯の言葉と同時に今度は青眼に装備される。 攻撃力3000から2500へと。 「リバースカードを3枚セットし、ターンエンドだ!」 「真紅眼の敵はとらせてもらうわよ。私のターン。ドロー!」 「私はアサルトワイバーンを召喚」 「さらに手札の青眼を相手に見せることで、青眼の亜白龍を特殊召喚!」 「青眼の新種……!!」 霊夢から召喚された青眼の亜白龍は大きく咆哮を上げる。 「バトルフェイズ!アサルトワイバーンでクィーンズ・ナイトを攻撃!」 「リバースカードオープン!シフトチェンジ!このカードは攻撃対象を他の自分のモンスターへ移すことができる。オレは攻撃対象をクィーンズ・ナイトから真紅眼に変更するぜ!」 「なら、私もリバースカードオープン!収縮発動!真紅眼の攻撃力を半減にするわ」 「やはり海馬のカード!なら続けてリバースカードオープン!マジカルシルクハット!」 「なっ!?」 収縮された真紅眼とクィーンズナイトはシルクハットの中に隠れる。 そして、4つのシルクハットはシャッフルされる。 「ふふ……さぁ、当てることができるかな!」 「……こんなとき、早苗の奇跡の力が欲しいわね……そこのシルクハットよ」 霊夢の指定されたシルクハットを攻撃するアサルトワイバーン。 しかし、シルクハットの中身は空だった。 「残念だったな!それは外れだぜ!」 「……」 霊夢は目を瞑る。 静寂。そして、一瞬の間。 「……そこよ。青眼!バーストストリーム!」 カッ――― 青眼の代名詞”バーストストリーム”がシルクハットを飲み込む。 そのシルクハットには、収縮された真紅眼が。 「真紅眼!!」 武藤遊戯(アテム)LP6700 「真紅眼を引き当てるなんて、やるな!霊夢!」 「別に。ただの勘よ」 「いや、勘を持ち合わせるのも決闘者に求められる資質さ。霊夢。君は一人の決闘者だ!」 (どうやら、城之内くん並の勘をもっているみたいだな。すまない……真紅眼) 「なんか、照れるわね……」 霊夢はアテムの言葉にちょっぴり照れながら頬をかく。 そして霊夢の勘を褒めるアテムだが、友から託された真紅眼を撃破されたことに謝罪する。 「……コホン。そこのシルクハットよ」 青眼の亜白龍の攻撃はシルクハット内のクィーンズ・ナイトを飲み込む。 武藤遊戯(アテム)LP5200 「くっ……オレは罠カード【魂の綱】を発動!ライフポイントを1000払いデッキからキングス・ナイトを特殊召喚!」 武藤遊戯(アテム)LP4200 「へぇ……これで、私のターンは終了するわ」 (ライフを減らしてまでモンスターを召喚?でも、私の青眼の亜白龍には攻撃宣言を放棄する代わりに1ターンに一度相手モンスターを破壊する能力があるのよ) 「一体は確実だったが、まさか2体とも当てられるなんてな……オレのターン。ドロー!」 「手札より魔法カード【天よりの宝札】を発動。この効果で互いのプレイヤーは手札が6枚になるようにカードを引くぜ」 「へぇ。随分羽振りが良いカードね」 互いにデッキからカードをドローする。 「オレは魔法カード【地割れ】を発動!相手フィールド上の一番攻撃力が低いモンスターを破壊する!」 地割れの効果でアサルトワイバーンは地深くへ飲まれる。 「続けてオレは手札から魔法カード【早すぎた埋葬】を発動!ライフを800支払い、墓地のクィーンズ・ナイトを特殊召喚」 武藤遊戯(アテム)LP3400 「そして場にキングとクイーンが揃ったとき、”ジャック”のカードを出すことができる!出でよ!ジャックス・ナイト!」 ジャックスナイトが特殊召喚されたことで、アテムの場に絵札の三銃士が揃う。 「……」 (周囲の空気が……どうやら、彼の持つカードからね) アテムと霊夢を取り囲む空気 霊夢はアテムから次に繰り出すモンスターがただのモンスターではないと肌で感じ取る。 「霊夢。見せてやるぜ!オレのデッキに宿りし究極の力の象徴を!」 「私の青眼を越える力の象徴……」 「キングス・ナイト、クィーンズ・ナイト、ジャックス・ナイトの3体を生贄に!出でよ!破壊神オベリスク!!!」 一枚のカードが天を大地を震わせる。 普通のカードには到底できない芸当。 しかし、決闘王である武藤遊戯(アテム)が所持する3枚のカードは例外。 アテムの呼びかけに神は応じ姿を現す。 オベリスクの巨神兵が。 「これが……青眼を越える究極の力!!!」 (これは……カードの範疇を越えているわね) 「オベリスクで青眼に攻撃!ゴッド・ハンドクラッシャー!!!」 オベリスクのゴッド・ハンドクラッシャーが青眼を砕く。 「……ッ。青眼!!!」 博麗霊夢LP5700 「そして、墓地に置かれたギルファー・デーモンは三度装備カードとして装着される!」 青眼の亜白龍の攻撃力が低下する。 「……」 神のカードを相手にした決闘者の多くは戦意を喪失し、時には発狂やカードを破り捨てて引退の道を選ぶ。 それほど、神のカードは心身にダメージを与えるほど強力なのだ。 普通の決闘者は抗う気力を持たない。 普通なら。 「やるわね。これほどの威圧は早苗の社にいる2柱並よ」 しかし、博麗霊夢には関係ない。 彼女には如何なる重圧も、力による脅しも、全く意味が無い。 幻想の宙をふわふわと浮かぶ霊夢には。 「でも、青眼の亜白龍を先に破壊しなかったのは、ミスじゃないかしら?」 「……」 霊夢の指摘にアテムは無言で返す。 「私のターン!ドロー!」 「私は青眼の亜白龍を守備表示にして青眼の亜白龍の効果発動!攻撃権を放棄するけどね。これで、神には去ってもらうわ!」 シーン…… 「な、どうして……」 「霊夢。オレの言葉を聞いていなかったのか?オベリスクはモンスターじゃない……神だ!!!」 「!!!???」 (な……何ですって!?) 「……私はターンを終了……あ!」 (しまった!伏せカードをし忘れたわ!それに……!!!) 神に効かないというまさかの事態に、霊夢はついターンエンドを宣言してしまう。 そして、直ぐに後悔する。 そう、霊夢は発動していた。 命削りの宝札を。 5ターン後に手札を全て墓地に置かなければならない。 霊夢は下唇を噛みながら、手札を墓地へ送る。 「オレのターン。ドロー!」 「オベリスク!青眼の亜白龍に攻撃!ゴッド・ハンドクラッシャー!!!」 オベリスクの剛腕が再び振るわれ、青眼の亜白龍は砕かれる。 幸い守備表示にしていたため、霊夢のLPが減ることはない。 「リバースカードを1枚セットしてターンエンド」 「……」 (まずいわね…・・) 現在、霊夢の場および手札は0枚。 ほぼ勝負は決まったといっても過言ではない。 なかなかドローフェイズに移れない。 アテムは…… 「どうした!霊夢!ここであきらめるのか!!!」 ―――ピク アテムの言葉に霊夢は…・・ 「あきらめる?……冗談じゃないわ。神様ならぬ妖怪退治は私の専売特許よ!」 幻想郷には妖怪だけでなく神も存在する。 霊夢にとって人も神も妖怪も皆、ひとしく平等の存在。 そして幻想郷に住む数多くの神々を異変を通してとはいえ、一度は退治している実績を持つ霊夢にとって、神のカードを前に戦意喪失をすることなどありえない。 「私のターン!ドロー!」 「私は手札から【強欲の壺】を発動!デッキからカードを2枚ドローするわ!」 霊夢の行動にアテムは笑みを浮かべる。 (…・・・・ッ!!!これなら!) 「私は手札よりデビルフランケンを召喚!」 「デビルフランケンの効果発動!ライフポイント5000を支払い、エクストラデッキから融合モンスターを召喚するわ!…… 青眼の究極竜!!!」 博麗霊夢LP700 「青眼の究極竜……ッ!」 それは、マジック&ウィザーズ……デュエルモンスターズ界において攻撃力守備力共に最強と謳われし8ツ星モンスターである青眼の白龍3体合体の史上最強絶美の究極モンスター。 「さらに手札より魔法カード【巨大化】を発動!巨大化は相手のライフポイントより低い場合、装備モンスターの元々の攻撃力を倍にするわ!」 巨大化の魔法陣を受け、青眼の究極竜は文字通り巨体をさらに巨大化する。 「巨大化の効果で青眼の究極竜は4500の2倍、9000よ!」 「攻撃力9000……ッ」 攻撃力9000。 それはかつて、ドーマを相手に闇遊戯と海馬のタッグが繰り出した究極竜騎士の攻撃力5000を凌駕する。 2倍の攻撃力を得た青眼の究極竜は雄雄しく神に向かって吼える。 「たとえ神でも攻撃力が優劣を決めるはずよね。これで私の勝ちよ!青眼の究極竜の攻撃!アルティメット・バースト !」 たとえ神でも上回る攻撃力の前には無力。 白く輝きに神は呑まれ――― 神が撃破される。 武藤遊戯(アテム)LP0 「ふぅ……まずまずかしら」 (ギリギリの勝負だったわ。とはいえ、この決闘方法に触れたばかりの私に負けるようじゃ、異変解決の期待は薄そうね……) おそらく、この異変を解決する中心は自分ではない。 鍵を握るのはハ・デスが言っていたカードに関係が深い人間。 とりわけ、あの場で殺された本田という名の外来人の他に唯一会話することができた目の前の相手。 彼こそ鍵だと出会った瞬間、確信した。 霊夢の持ち前の勘。 それだけに外したか……と内心ガッカリする。 しかし…… 「まだ、勝利の宣言は早いぜ霊夢!」 「?何言ってんのよ。あなたのライフポイントは0……えっ!?」 遊戯の場に一体のモンスターが召喚されていた。 遊戯がもっとも信頼するしもべであり仲間の一人。 ブラック・マジシャンが。 「ああ。確かに霊夢の言う通り、青眼の究極竜の攻撃で俺のライフポイントは0になった。だが、俺はライフが0になった時にこの罠カード【魂のリレー】を発動していたのさ!」 「なんですって……!?」 「このカードはライフポイントが0になった時、手札のモンスターを召喚し、勝敗を託すカードだ」 「ブラックマジシャンを破壊されたら俺の負け。さぁ、青眼の究極竜で攻撃してきな!」 「だったら、次のターンで望み通りにしてあげ……!!」 青眼の究極竜は先ほどの姿から一転可愛らしいサイズへとなっていた。 「ど、どうして……あ!」 ―――そう。 巨大化にはもう一つの効果がある。 それは、自分のLPが相手より多い場合、装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力の半分になるという効果が。 武藤遊戯(アテム)LP0 博麗霊夢LP700 遊戯のライフポイントは数値の上では【0】 霊夢のライフポイントの方が上回ったのだ。 「……ターンエンドよ」 「俺のターン、ドロー!」 「ブラックマジシャンで青眼の究極竜を攻撃!黒・魔・導!」 一度は神をも撃破した青眼の究極竜。 しかし、その攻撃力を失いかつ元々の攻撃力が半減した青眼の究極竜はブラックマジシャンの攻撃になすすべもなく撃破された。 博麗霊夢LP250 「俺はリバースカードを1枚セットしてターン終了!」 このままなら次のターンで決着となる。 しかし、霊夢も弾幕ごっこという決闘を戦い抜いてきている。 ここでサレンダーなどしない。 「くっ……まだよ!私のターン。ドロー!」 「……!!!」 (これなら、まだいける!) 「私は魔法カード【死者そ!?」 (え!?き……消えた!?) 霊夢が天に掲げたカードが忽然と姿を消した。 いや……正確には剣がカードごと地面へ突き刺したのだ。 「悪いが霊夢。死者蘇生は封じさせてもらった!光の封札剣でな」 「な……何ですって!?」 「光の封札剣の効果で3ターンは使用することができないぜ」 「タ……ターンを終了する……わ」 (……ここまでね) 「俺のターン、ドロー!霊夢これがラストターンだ!」 今度こそ決着の時。 しかし、これもなんの因果か。 白黒ではないが”魔法使い”が決め手となるとは。 「ブラックマジシャンのダイレクトアタック!」 「きゃあああああ!!!!!?????」 博麗霊夢LP0 勝者 武藤遊戯(アテム) 「あいっ……たぁ……」 「大丈夫か!霊夢!?」 吹き飛ばされた霊夢にアテムは駆けよる。 「え、ええ……ちょっと疲労や負傷はあるけれど、行動不能とまではいってないから大丈夫よ」 「そうか、なら良かった」 霊夢に大きな外傷が残ってないことにアテムはホッとする。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 「それじゃあ、アンティに従って支給品一つをあなた……アテムさんへ渡すわね」 「ああ!ありがたく頂戴するぜ!」 アテムは決闘の勝利の証として霊夢から支給品を受け取る。 そして両者は握手を交わす。 「それじゃあ、アテムさん。私はこの会場を一回り探索をするわ。それと……貴方はおそらく、この異変を解決するために重要な役割を果たす鍵と私は見ている。……だから無事でいることを願うわ」 「オレが鍵……ああ!そう簡単には斃れないぜ!だから霊夢……君も無事でいるんだ」 「……それじゃあ。お互い頑張りましょう」 霊夢はアテムと出会ったときと同じようにふわりと宙を浮くと立ち去っていった。 【武藤遊戯(アテム)@遊☆戯☆王 】 [状態]:健康 [装備]:デュエルディスクとデッキ(遊戯)@遊戯王シリーズ ミニ八卦炉@ 東方Project [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2 [思考・状況]基本方針:ハ・デスに罰ゲームを与える。および巻き込まれた決闘者たちを生還させる 1:とりあえず、 2:乗った決闘者とは決闘で決着をつける。 3:本田くん……必ずハ・デスたちに報いを受けさせるぜ 4:城之内くんや海馬もここにいるのか? 5:もし、霊夢の知り合いがいたら霊夢の事を伝える [備考] アニメ版記憶編後~闘いの儀前からの参戦。 自分の名前”アテム”を知っています。 霊夢から幻想郷について簡単に知りました。 ハ・デスはDM界の精霊の一体ではないかと推測しています。 千年パズルを所持していますが、罰ゲームなどの力は制限されています。 元の身体の持ち主である武藤遊戯の意識については後続の書き手様に委ねます。 『支給品紹介』 【デュエルディスクとデッキ(遊戯)@遊☆戯☆王シリーズ】 遊戯に支給。遊戯が原作・アニメおよび映画・ゲームと使用したカードで再構築されたデッキ。 決闘王であるアテムならシンクロ・エクシーズ・ペンデュラムにも引けをとらないだろう。 【ミニ八卦炉@ 東方Project】 霊夢に支給。遊戯との決闘に敗れたため、アンティとして遊戯に渡した。 異常な火力を持ち、山を一つ焼き払うことからとろ火まで調節可能。 開運。魔除けの効果もある。 緋々色金製のそれは、錆びない上にあらゆる環境に対応できる。 また、空気清浄機の機能もある。 【これがない生活は考えられない】霧雨魔理沙 ☆彡 ☆彡 ☆彡 「……」 (魔理沙のアレなら、おそらく決闘(デュエル)を通さない決闘でもアテムさんの生き抜く確立が上がるはず) そう。 決闘の腕前は合格。 しかし、あくまで決闘(デュエル)での決闘。 自分以外の決闘者にはカードを使用せず己の体技で襲う決闘者もいる筈。 だからこそ、護身用にもなるミニ八卦炉をアンティとして譲った。 (だけど……もし、アテムさんが斃れ、ハ・デスに抗う手段がなくなった場合は……) そのときは、優勝も視野に入れなければならない。 もちろん、人間を軽々しく死なせるわけにはいかない。 しかし、博麗大結界を守護する自分は幻想郷へ戻らなければならない。 あるカードショップの店長である老婆が語るのは、青き龍は勝利をもたらす。しかし、紅き竜がもたらすのは勝利にあらず……可能性なり。 ”紅白”の巫女霊夢にもたされるのは、はたして 【博麗霊夢@東方Project 】 [状態]:疲労(極小) 負傷(極小) [装備]:デュエルディスクとデッキ(青眼と真紅眼)@遊戯王シリーズ [道具]:基本支給品、ランダム支給品1 [思考・状況]基本方針:異変解決並びにハ・デスの退治(最悪の手段も考慮) 1:とりあえず、会場全体を探索する 2:決闘に乗った決闘者は退治もしくは…… 3:もし、アテムさんが斃れ、ハ・デスへの接触が優勝以外になくなった場合は…… 4:無力な決闘者と出会ったら博麗の巫女として守り保護する [備考] 東方虹龍洞以降からの参戦。 アテムの語る世界が結界の外である外来の世界だと今のところは思っています。 アテムとの情報からハ・デスはDM界の精霊ではないかと推測しています。 アテムの知り合いの仲間の名前を知りました。 『支給品紹介』 【デュエルディスクとデッキ(青眼と真紅眼)@遊☆戯☆王シリーズ】 霊夢に支給。青眼と真紅眼を中心にしたデッキ。 それぞれの元の使用者である海馬と城之内が使用したカード(原作・アニメ・ゲーム)のミックス 【巡り合うかどうか……戦う勇気次第さ】BYカード屋の店長
https://w.atwiki.jp/ridersnovel/pages/13.html
人気商品一覧 @wikiのwikiモードでは #price_list(カテゴリ名) と入力することで、あるカテゴリの売れ筋商品のリストを表示することができます。 カテゴリには以下のキーワードがご利用できます。 キーワード 表示される内容 ps3 PlayStation3 ps2 PlayStation3 psp PSP wii Wii xbox XBOX nds Nintendo DS desctop-pc デスクトップパソコン note-pc ノートパソコン mp3player デジタルオーディオプレイヤー kaden 家電 aircon エアコン camera カメラ game-toy ゲーム・おもちゃ全般 all 指定無し 空白の場合はランダムな商品が表示されます。 ※このプラグインは価格比較サイト@PRICEのデータを利用しています。 たとえば、 #price_list(game-toy) と入力すると以下のように表示されます。 ゲーム・おもちゃ全般の売れ筋商品 #price_list ノートパソコンの売れ筋商品 #price_list 人気商品リスト #price_list
https://w.atwiki.jp/ridersnovel/pages/33.html
前回僕が女に、美夜子ちゃんがねこみみ付きにされてから、 ボクらは慌てて事務所へ戻りました。 最初ボクらを見て、 美夜子ちゃんが依頼人を連れてきたと思った翔太郎さんに口説かれそうになったけど、 まあその、どうにかツッコミでボクだと判断してもらったらしく誤解は解けました。 「……で。どうしてこうなった」 翔太郎さん投げやりだなぁ……。 亜樹子所長は美夜子ちゃんにねこじゃらし突き出して遊んでるし。 「ほ~ら美夜子ちゃぁ~ん♪うりうり~♪」 「む、所長さんやめてください。と美夜子は聡里さんのところへ避難します」 美夜子ちゃんはそう言って僕のひざの上に乗ってくる。 「おっと。はいはい、美夜子ちゃん落ち着いて」 「ん、聡里さん……ごろごろごろ」 頭を撫でてあげるとごろごろ喉を鳴らして目を瞑りくつろぐ美夜子ちゃん。 本当に猫みたいだな……体に意識が引っ張られてない? 「えっと、かくかくしかじかで……」 「まるまるうまうまなわけか」 端折り方が適当なのはお目こぼし下さい。 まあそんな感じで説明を終えた後、僕は少々ブルーになっていた。 「それにしても、ボクが、女になるなんて……人生なにがあるか判らないな」 「いや、今更それを言うの聡里くん!?」 亜樹子所長にツッコミを入れられた。 まあ、最近忘れがちだけど異世界に来ちゃったんだし、たしかに今更な気もするけど。 「まぁ、ねぇ……それにしても、どうやってあのドーパントを探しましょうか。 さすがにさっきのガサ入れで相手も警戒してるでしょうし」 「ガサ入れってお前な……だが、聡里のおかげでどうにかなりそうだ」 翔太郎さんに言われたけど、僕何かしたっけ? 「ま、あのドーパントのいた所を調べれば手がかりの一つも見つかるだろ。 んじゃ、行って来るぜ。お前らは今日はゆっくりしとけ。 仮にもドーパントの攻撃でそうなったからには、何があるかわかんねぇからな」 翔太郎さんはそう言ってドーパントのいたマンションの一室へと向かっていった。 「……ってことなんだけど、美夜子ちゃん、どうする?」 ボクが言うけど、美夜子ちゃんはこっちに頬ずりをしてきた。 「聡里さん、このまま一緒に居てください。と美夜子は頬ずりしつつ懐きます♪」 わーやばい、かわいい。そんな煩悩を吹き飛ばすべく、僕は美夜子ちゃんを撫でる。 「にゃあ、ごろごろごろごろ……」 「かぁ~わぁ~いぃ~いぃ~!!」 もっとかわいくしただけでした!えーい、御坂美夜子、惚れ! と、いうわけで今日のボクらは戦闘要員じゃないようです。 というかフィリップさんが言うには、Wには影響が与えられないんだとか。 なんでも、Wは『二人で一人のライダー』なので、フィリップさんが検索してわかった 『チェンジメモリは一度に一つの対象しか変化させられない』 という制約にひっかかるんだとか。 というわけで、ボクらは今回は事務所で待機です。 なんだけど。 正直、この状況で事務所にいるのもかなり大変だというのに気づいたのは、 翌日でしたが……。 ~翌日~ 「ん、あふぅ……朝か」 翔太郎さんは早速捜査に出かけているようです。 で、今事務所にいるのはボクと美夜子ちゃん、フィリップさん。 ボクはたまの休みにのんびりしていようと思ったんだけど…… 「で、美夜子ちゃん。これは?」 ボクの横で、パジャマの上半身だけを着て(!)寝転んでいるねこみみ美夜子ちゃん。 「聡里さん、美夜子の相手をしてください。 と美夜子は上目遣いに聡里さんの前で尻尾を揺らします」 尻尾まで生えてたのね……というか! 「まず服を着なさい っていうか本気でネコになる気か美夜子ちゃんボクはタチじゃないぞ!」 一息で言い切った。 百合百合しい会話になりましたがスルー願います。いやボクは(元)男だけどね!? 「にゃあ、じゃあ私から先制攻撃を。と美夜子は聡里さんに飛び掛ります!」 「わぁぁぁぁっ!!」 文字通り猫のようにしなやかにボクに飛び掛る美夜子ちゃん。 つーか作者さん自重して!? 作者『悪い、それ無理。むしろお前ら早くくっつけ』 「どういう意味だぁぁぁぁっ!?」 「聡里さ~ん。と美夜子は猫なで声で聡里さんのパジャマを脱がせます♪」 「や、やめて美夜子ちゃ、きゃあっ!」 うっわ~ボクもこんな声が出せるんだな~女になっちゃうと。 ……じゃなくて!! 「いい加減に、しろぉぉぉぉぉっ!!」 「にゃあぁ~~!?」 ボクが突き飛ばすと美夜子ちゃんはひっくり返ってしまい、 「にゃんの!」 「うわっ!?」 そのまま襟を引っ張られて美夜子ちゃんの上に覆いかぶさる形になった。 その時間が悪く亜樹子所長が来て…… 「あ~聡里くん? せめてそれは同性同士じゃなくって異性だったときにすればどうかな?」 「Σ(0w0;) ショチョー!? アンタナニイテンダイッタイ!?」←聡里です 「優しく、してくださいね?と美夜子は聡里さんを抱き寄せます」 「(;∴A∴)<絶望がボクのゴールだ……ッ!?」←聡里です 小一時間後、とりあえず美夜子ちゃんを(ハリセンで)眠らせてから着替えて、 所長と美夜子ちゃんをまとめて説教したのは言うまでもありません。 「まったく、貴女たちは時々とんでもないことやらかすね…… ほら美夜子ちゃん、服を着る!」 「む~、はい。と美夜子は嫌々ながら服を着ます」 と美夜子ちゃんは常盤台中学の制服を着る。ああ、そういえば。 「美夜子ちゃん。買い物に行こう!服を買ってあげる約束を忘れてた! ボクも多少は服装考えたし、美夜子ちゃんの耳も帽子かぶればどうにかなるし」 ボクがそういうと、怒られてへこんでいた美夜子ちゃんがぱっと表情を明るくした。 「そういうことなら、行きましょう聡里さん! と美夜子は聡里さんの腕にしがみつきます♪」 やば、やっぱかわいい。 「あ、だったらフィリップくんは私が止めることになるんだ」 「え、所長、フィリップさんがまた検索でも始めたんですか……?」 ボクの質問、声震えて無かったかな。 なんか凄く嫌な予感がする……。 「うん。私と一緒に二人がいちゃいちゃしてるのを見た後、 『これが[百合]という文化か……ゾクゾクするねぇ。早速検索だ!』 とかいって、検索始めちゃったんだけど」 「フィィィィリップさぁぁぁぁぁん!?」 (当たって欲しくない)予感的中。 これでフィリップさんが道を踏み外さないといいけど。 「はぁ……もうどうにでもなれ。じゃ美夜子ちゃん、行こうか」 「はい、聡里さん! と美夜子は聡里さんの手を引いて行きたいお店に向かって歩き出します♪」 「ちょ、あんまり引っ張らないでよ!今のボクは非力なんだからぁ……」 それを見ていた亜樹子、お茶を飲みつつぽつりと一言。 「相思相愛っていいわねぇ……」ずず…… 天然なお母さん的ポジションを手に入れた亜樹子であった。 ~三十分後・美夜子の目的地にて~ 「ここです。と美夜子は聡里さんにお店を指し示します」 そういって美夜子ちゃんが止まったのは、ウィンドスケール社が経営する、 女性向け総合ファッションセンターだった。 「ウィンドスケール社かぁ……そういえば、いろいろアクセサリーも作ってるんだっけ。 翔太郎さんたちの服もここのメンズファッションだったっけ」 と考えつつ、美夜子ちゃんに引っ張られる形で店内に入っていた。 「聡里さん、これを着てみて下さい。と美夜子は服を突きつけます!」 「いや、あの……ミヤコサン?ナズェソノフクナンディス?」 渡されたその服はメイド服だった。 他にもかなりマニアックな服をキープしているあたり、少々危機感を感じる。 「前に、二人に買ってもらった服でかわいかったので。 と美夜子は風都を案内してくれた二人を思い出します」 クイーンにエリザベス、美夜子ちゃんになんてもの与えてるの!! というかこの子をどういう風にする気だったんだ!? あとなんでそんなもの置いてるのウィンドスケール…… 「いや、ボクはもうちょっと落ち着いた系のほうがいいと思うんだけど。 さすがにその、Vネックのワンピースはやめて。胸元まで来てるから、ネック」 そんなこんなで、ボクはとりあえずジーンズに横縞の長袖Tシャツ、 その上から黒のベロアジャケット、というスタイルに落ち着いた。 手首のグリーンクリスタルのブレスレットがアクセント。 服は男に戻っても着られるように少しだけ大きめにしてある。もったいないし。 ……というか美夜子ちゃんの服選びに来たんだったよね!? と、いうわけで次は美夜子ちゃんの私服選び。 「美夜子の服は聡里さんが選んで下さいね」 と言われ、僕は少々悩みながら店内を歩き回った。 ……ヤバい、やっぱり思いつかない。というわけで仕方ないのかなんなのか、 ロシアにいた妹達の一人の服を参考にしてみた。 「この服ですか?と美夜子はくるりと一回転します」 「いいんじゃないかな。僕にはファッションは良く判らないんだけど」 下はボクと同じくジーンズ(発想力貧困な作者のせいです)。 上はシャツの上にライトブラウンのセーター、 さらにその上にあずき色の、これまたボクと同じベロアジャケット。 白いもこもこの帽子は、耳を隠すためでもあったりする。 それで買ってお店を出ようとした僕らだけど、 会計の時に一つ、アクセサリーが目に入った。 「あ、そうだ。これも買います!」 と、ボクはそれを買って、美夜子ちゃんにあげる。 「ほら、これ。あげるよ」 そういってボクが差し出したのは、 クリスタルグリーンと黄色の二つのハートが組み合わさった形のペンダント。 「これは?と美夜子はペンダントを見つつ考えます」 「その、ね。似合いそうだったからさ。プレゼントだよ。ボクもおそろいのを買ったし」 ボクがそう言いつつ同じペンダントを見せると、 少し顔を赤らめてつつ美夜子ちゃんは、そのペンダントを付け聞いてきた。 「似合いますか?と美夜子は聡里さんに聞いてみます」 「勿論。気に入ってくれたみたいで良かったよ。それじゃ、これからどうしようか?」 美夜子ちゃんに聞くと、今日はのんびりしたいみたいだ。 彼女もいろいろあったし、今日は風都の観光名所でも巡ってみようかと言う話になった。 注・ここから怒涛の場所紹介になります。 興味ない方はしばらく飛ばしていただけるといいかと ~風都博物館~ 「ここはこの風都で凄い発言力を持った富豪一家の家長、 『園咲 琉兵衛』さんが館長をしている博物館で、いろんなものが展示されてるんだ。 恐竜の化石とか、地上絵の模型とかね」 ~風都署~ 「ここが風都の警察署、風都署。ドーパント絡みの事件に対応するために、 『超常犯罪捜査課』っていう部署があるんだってさ。 翔太郎さんの知り合いの刑事さんたちも働いてるよ。 それと、最近新しいライダーシステムも開発してるんだって。 何システムだったかな、えーっと……まあいいや」 ~風麺~ 「この屋台のラーメンは凄く美味しいんだ。他に隠しメニューもあるとか」 「こ、これはすごい。と美夜子は巨大ななるとに圧倒されてしまいます」 ~FM WIND WAVE~ 「ここは風都のFMラジオ局。 この前捜査ではがきを読んでもらった『園咲 若菜』さんが ここでパーソナリティをしてるんだ。 その番組『園咲若菜の「ヒーリングプリンセス」』はかなりの高視聴率らしいよ」 ~天道屋~ 「ここ、『天道屋』。ボクがバイトしてるおでん屋さんだよ。 ここの店主の天道さんの腕が超一流で、最近の風都の隠れ人気料理になってるんだ。 天道さん、こんにちは。」 「聡里か。今日はお前は休みじゃなかったか?……ん、そっちの女は?」 「彼女は御坂美夜子ちゃんです。うちの事務所の新しい助手です」 「はじめまして。と美夜子は挨拶しつつお辞儀をします」 ~風都マーケット~ 「ここはいろんな食材を皆が持ち寄って安く売ってるスーパーなんだ。 いつもお世話になってるよ。 ……あ、翔一さん。今日のおすすめの魚と野菜はなんですか?」 「ああ、聡里くん! 今日の鰤は新鮮だよ~。 それと野菜なら、うちで作ったトマトいるかい?」 「あ、じゃあ両方買いますね」 「(というか聡里さんが女になっていることは突っ込まないのでしょうか? と美夜子は疑問を抱きます)」 ~OREジャーナル~ 「ここの新聞はいろんな情報が早くって助かるんだ。事務所でも一部とってるし。 でも、時々変なコラムが載ってたりするんだ。アレなんなんだろう」 ~西洋洗濯舗 菊池~ 「ここのクリーニング屋さん、 ボクらは良く服をとんでもない汚しかたしたりするから着てるんだ。 この前のおとり作戦で使った服(血糊付き)を持っていったら、 さすがにビックリされたけどね」 「当たり前です。 と美夜子はその事件の事を聞いてみたい衝動をおさえつつ突っ込みます」 ~甘味処 たちばな~ 「ボクがお世話になった人がここを進めてくれたんだけど……あ、日高さん!」 「よ、青年!元気にやってるか?」 「はい、日高さんは最近どうですか?」 「もちろん万事順調さ。なんたって……鍛えてますから!」シュッ 「(ここでも普通に受け入れられていますね。 と美夜子は自分がおかしいのかと真剣に悩み始めます)」 ~多国籍料理店 クスクシエ~ 「このお店は季節とかによっていろいろなフェアをやってるんだよ。 ボクもここでいつか働いてみようかな……千世子さーん、お邪魔しまーす!」 「は~い!あら、あなたは?」 「あ、ボク今女の子なんだっけ。聡里ですよ。よく翔一さんの野菜を配達に来る」 「聡里くん!?こんなにかわいらしくなっちゃって……ってきゃあ!」 「あぁっとっと、御免なさい千世子さん!」 「映司さんもお元気そうで何よりです。」 「えっと、君は……「かくかくしかじか」ああ、聡里くんか!でも、何で女の子に?」 「それは、その……できれば聞かないでください」 ~風都都立・天の川高校~ 「で、ここが風都でもかなり自由な校風で人気の『アマコー』だよ。 なんでも、最近凄い癖のある転校生が来たらしいよ」 ~風都タワー~ 「最後はここ、風都タワー。 ボクが翔太郎さんたちに協力し始めて最初の依頼で守った風都のシンボルだよ。 それと、この風都タワーには都市伝説があってね。 毎年夏に花火大会があるんだけど、 そこでふうとくんと記念撮影をしたカップルは結ばれるんだって。 つまり縁結びの都市伝説だよ」 「え、縁結び……と美夜子は聡里さんとの事を考え少々にやけてしまいます」 「うおーい美夜子ちゃん、漏電してるってば!!」 HKT(ハイパー観光タイム)終了。飛ばしてきた方お疲れ様でした。 で、僕ら二人は風都タワーが良く見える高台のベンチに座って、おしゃべりをする。 「もう夕方になっちゃったけど、とりあえず風都はこんな感じかな。 美夜子ちゃん、風都の感じは判った?」 僕が聞くと、頷いてにこりとする美夜子ちゃん。 「はい。とても面白い街で、退屈しなさそうです。 と美夜子は聡里さんにもたれかかってみます」 と、ボクにもたれかかってくる美夜子ちゃん。 「疲れた?それじゃ、帰ろうか」 ボクが手を差し出すと、 「はい。と美夜子は聡里さんと、手を繋ぎます」 彼女も手を差し出し、ボクらは手を繋いで帰り始めた。 ~風都ホテル前~ ボクらが事務所に帰ろうと風都を歩いていると、 いきなり轟音が鳴り響いて路地から人影が飛び出してきた! 「もう、なんなんだよせっかくの……ってダブル!? 翔太郎さん、大丈夫ですか!?」 「ああ、こんくらいなら大丈夫だ、と言いたいとこだがさすがにちょいとキツいな」 『すまない聡里くん。すぐに片付ける予定だったんだけど、意外に厳しくてね』 ダブルは、周囲の物を変化させて攻撃してくるのでなかなか手ごわいらしかった。 「まったく、せっかくいい空気だったのに、邪魔した罪は重いですよ?」 ボクがそういい、ドーパントとダブルの間に立った。 「あぁ、アンタ女にしてやったあのボウヤかい!再戦ってこと? いいよ、やってやろうじゃないの!アンタにアタシの能力が効くのは実証済みだしね!」 そういい、いきなり光線を撃ってきた。 その光線を、ボクは実体化させたメモリーブレードでぶった切る(・・・・・)! 「いいですか、ドーパントさん……」 「な、なんなのさアンタ。光線を生身で斬るとか、ありえないでしょうが!」 ボクのとった行動に戦々恐々としているらしいドーパントにボクは一言。 「いい加減人を弄ぶのをやめろってんでしょーがこのマッドドクター!!」 [Memory!] ボクはそのままドーパントへ向けて走りながら変身し、拳を握る。 「く、来んな! 来ないでぇぇぇ!」 「さぁ、天国を……味わえってんだよッ!!」 [Memory! Maximum-Drive!!] ボクはその怒りを乗せ、ドーパントにアッパーを放つ。 「喰らえ!怒りのメモリーアッパー!!」 「いやぁぁぁぁぁっ!!」 [Memorise! Change!!] なにやらメモリーメモリから電子音が鳴り響いたけど、スルーした。 そしてボクのアッパーで吹き飛んだドーパントはメモリブレイクされ、メモリが排出。 使用者の女医は捕まり、風都署へ連行された。 余談だけど、彼女が目を覚まして第一声が『緑色の魔王がっ!』だそうで。 まったく失礼な。 [とこんなわけで『風都連続変換事件』は幕を下ろしました。] [その後、僕が変身を解くとどうにか男に戻れていて、] [美夜子ちゃんもねこみみと尻尾はなくなり、元に戻っていました。] [でも少々猫っぽいところが残っちゃったみたいですけどね。] [なんでも犯人の女医は無免許で、] [それでも手術がしたいからあんなメモリに手を出したみたいです。] [自分で身につけた技術じゃないと、しっかりできているのかもわからないのに。] [それはそれとして、] [今日は美夜子ちゃんが『ミサカネットワーク』に接続できるそうです。] [当麻くんたちの様子も知りたいし、] [美夜子ちゃん自身の無事も知らせてあげたいですしね。] [どうやら夜中みたいなので、結果は翌日まで待ちましょう。] [それでは、おやすみなさい。] ~ミサカネットワーク~ 「お久しぶりです、ミサカ10385号。とミサカ10032号はネットワーク接続を歓迎します」 「ひさしぶり!ってミサカはミサカは10385号に呼びかけてみる!」 「お久しぶりです、10032号、最終信号(ラストオーダー)。 と発言しつつミサカ10385号はそちらの現状を確認します」 「上条当麻と『お姉様(オリジナル)』は問題ありません。 とミサカ10032号は返答します」 「こっちもあんまり変化ないかも、 ってミサカはミサカはいつまでたっても子供扱いしてくるあの人に憤慨してみたり!」 「そちらはどうなのですか? とミサカ10032号は10385号の恋愛に野次馬根性を発揮してみます」 「私も知りたいかも! ってミサカはミサカはあのヒーローさんのことを思い出しながら聞いてみる!」 「あの人達も元気ですよ、 とミサカ10385号は自分の身に起きたことを憂いつつ報告します」 「何が起きたのですか?とミサカ10032号は疑問を投げかけます」 「何でもありません、とミサカ10385号は情報の開示を拒否します!」 「これは面白そう!ってミサカはミサカは強制的にミサカ10385号にアクセスしてみる!」 「やめてください!みさささかかかかkkkkkk...」 「ほほう、そのヒーローさんが女になって、ミサカ10385号は猫の耳と尾が付いたと。 とミサカ10032号はその光景を確認して微笑ましく思います」 「かわい~!ってミサカはミサカは猫さんの耳が自分にも欲しいって思ったり!」 「あなたの場合は一方通行から今度は愛玩動物扱いされますよ。 とミサカ10385号は少々悔しがりながら一応の制止をしておきます」 「聡里さんとの事、頑張って下さい。 とミサカ10032号はミサカ10385号を応援しておきます」 「こっちは心配しないでね! ってミサカはミサカはネットワークの総意を伝えてみたり!」 「ありがとうございます。そろそろ限界のようなので、またいずれ。 とミサカ10385号は久々のネットワーク会話の余韻を楽しみつつ回線を切断します」 世界を超えても、『妹達』の絆は強い。 続く。 目次へ